今年もワッサーをビン詰めしました

去年は湯剥きしましたが
結構面倒だったのと、今年はだいぶ硬めの桃だったので
四つ割りにしてからナイフで剥いちゃいました。



大きなお鍋がないので、2つの鍋でビンの煮沸。
鍋底には蒸し網を敷きます。
なければ布巾でもいいそうです。
直接入れて煮ると割れたりするようです。



煮沸するのはダブルキャップのビンと、WECKのビンとガラスのフタ。
1つの鍋で済ませられないのはつらいけど、
以前買った36センチのモリブデン
やっぱり大きすぎて使いづらいかった。
ヤフオクで売れなかったら染物用にしよう。
誰か欲しい人いますか?(笑)



しばらく沸騰させたらシャトルシェフの方のビンを出してボールに入れます。
ダブルキャップのフタやWECKのゴムパッキンも。
アメリカのガイドラインではフタは煮沸しないように書いてあります。



ゴムパッキンはWECKの本では煮沸するように書かれてますが
私はなんだかすぐ劣化しそうでイヤなので
温めるだけにしています。
どうせ最後に煮沸するし。



空いたシャトルシェフでシロップを作ります。
大体適当ですが、なるべく甘くしたくないので薄目です。
今回は水11カップ、砂糖2カップです。
適量をまだ見極めてないので多めに作ります。
足りないと困るので。



同じサイズのビンだけで作るなら
大体シロップの量は決まってるんですけどね。



ビンに桃を詰めたら、シロップを注ぎます。
漏斗があるとこぼれないし、ビンの縁を汚さなくて便利です。
量は口から1センチくらいまで。
菜箸で空気の泡を追い出します。
空気を出した後シロップの嵩が減るようなら足します。



ビンの縁をキッチンペーパーできれいに拭きます。
シロップなのでお湯で濡らして拭いた方がいいです。



内ブタを載せて、外蓋を軽く置きます。
いつもはここで外蓋はちゃんと締めるのですが
今日は「締め直し」をやってみようと思うので、外蓋は載せるだけ。
「締め直し」についてはこちらで少し書いてます。



WECKも同じように縁を拭いて、
ゴムパッキンをはめたフタを載せ、ステンレスクリップをつけます。
写真では分かりづらいですが
一応水量はWECKがかぶるくらいまであります。
ホントはもう少し多くしたいけど
沸騰するとバンバン溢れてくるのでこの辺で。
ビン詰めをしたい方は、高さのあるお鍋が1つあるといいですよ。



ボールに出してある方のビンが冷めないようにフタをしてあります。
お鍋に入る数だけ、1回で済ませるなら
こんな面倒なことしなくていいですよ。
煮沸した鍋からビンを出して、お湯はシンクに流して
中身を詰めたらそのまま同じ鍋に戻せば大丈夫です。



果物は30分煮沸するのが基本ですが
今回は締め直しをするので
まず沸騰してから15分計って、
ダブルキャップのビンを取り出して、軍手(料理用にキッチンに置いてあるモノ)をはめて
ユルユルの外蓋をギュッと締め直しました。
あっつ〜!!!



締め直した後は、最初の15分でお湯にかぶってなかったフタ部分を煮沸するため
逆さまにして鍋に入れます。
WECKはそのままです。
お湯が溢れて減ってくる場合は足していきます。



ビンの上1センチ以上にお湯を入れられる高さのお鍋があるなら
締め直しはせずに30分そのまま煮ればいいと思うのですが
「煮沸するだけでは脱気はできない」という意見もあるので
ご自分で調べて納得のいく方法でやってみてください。



締め直しについて、最後にまた書きます。



6つのビンに詰めた後もまだ桃がたくさんあったので
ジャム用のビンに小さく切って詰めました。
こちらはお湯にゆったり浸かれる大きさなので
最初からギュッとフタを締めました。



できあがり。
鍋から出したビンは、カウンターに直接置かないでください。
温度差で割れる危険があります。
タオルなどを敷いた上に間を空けて並べてください。



ジャム用のビンは、お鍋から出して数分で、「ペコッ」っと大きな音がします。
ビンが冷えて中身が収縮し、圧が変わってフタが凹むのです。
写真でもしかして分かるかもしれませんが
右の方にある3つは鍋から出したてでフタが盛り上がっています。
左のビンは凹んでいます。



いつもは必ず失敗のビンがあるので
それを次の日に味見できるのですが(笑)
今回は全部成功なので、いつ開けて食べようか迷います。
小さいものはアイスやヨーグルト、シリアルを食べるときに開けようかな。



久しぶりにビン詰めをやってみて
やっぱり何度も煮沸するのは時間がかかって面倒だなと思いました。
一度に全部煮沸できなくて、30分を3回もやってるから
(沸騰を待つ時間もあるので、全部で3時間くらいかかりました)
作業が終わったのは夕方でした。
夕飯少し遅くなっちゃった。



ちょうどいい高さのお鍋、買います。
野菜や肉のビン詰め用の圧力鍋は、超重くて大きいので
果物のときにいちいち出すのがちょっとね。
それにお料理したものをこの圧力鍋でそのうちビン詰めにしたいので
一度にたくさん煮込める鍋が欲しかったのです。
あ、言い訳くさい?(笑)



私は締め直しはあんまりしたくなかったし必要も感じてなかったのですが
今までビン詰めをしてきて、ほぼ毎回密閉に失敗するビンがあったのに
今回やってみたら3つとも失敗せずに密閉できていたので
手持ちのお鍋に高さがない場合は、この方法がいいかもしれないですね。



逆さまにして煮沸した後、鍋から出すとき気をつけてくださいね。
上下を戻そうとしないで、そのまま逆さまのまま布巾の上に置いてください。
私戻そうとして垂れてきたお湯で火傷しました(-_-;)



それからビンの出し入れにはこの道具があると便利です。

ちょっと高いですが、トングだと危なっかしいし、
お湯が流れてきて熱いですよ。



今回は手順を知りたい方がいたので詳しく説明してみました。
漏れがあるかもですが、分からないところがあれば
コメント欄でご質問ください。
遠慮なくどうぞ〜!