何を用意しておくかということ

被災者の方々の経験からたくさんのことが学べます。
こちらの本を読みました。

被災ママ812人が作った子連れ防災手帖

被災ママ812人が作った子連れ防災手帖

先日、「〇〇という防災」という姿勢について書きましたが
この本の中に「3.11を知ることからはじめる防災」というページがありました。



「震災後、半年経って中越地震後に作られた防災マニュアルを読み返してみたら、
自分の身に起こったことがすべてそこに書かれていました。
先に知っておけば、被害や不安を小さくできたと思います。
みなさんも私たちの体験から防災について考えてみてくださいね。」
―「被災ママ812人が作った子連れ防災手帖」 100ページ―



非常時の備えを本格的に始めてから
モノを備えるだけではダメと思い、
「非常用リュックの中身だけで数日過ごす練習」とか
「防災グッズを実際に使って生活する練習」などを
子ども達と定期的にやっていこうと思っていましたが
この本の中でもやっぱりそういうことが書かれていました。



「防災ごっこ」や「防災ピクニック」、「防災キャンプ」などを通して
家族でいろいろな経験をしておきましょうという呼びかけです。



我が家は夫婦そろってキャンプなどの経験がほとんどないため
水道ガス電気、寝る場所、屋根などが
きちんと揃っていないところで生活するための知識や技術が
ほとんどありません。



何かに備えて必要なモノを買っていても
すべてのことに対応できるようにすべてのモノを買って保管しておくことはできません。



1つのモノでいろいろなことに使いまわす知恵や
知識や技術でモノ不足をカバーすることを学びたいと思います。
そういうの教えてくれるキャンプがあれば参加したいなぁ。



先日テレビで、「避難生活を体験する」ことを目的に
地域の人達と体育館に宿泊する訓練を紹介していました。



参加者で段ボールの仕切りを組み立てて
炊き出しの食事をとって
暖房なしで寝るのです。



こういうの大切だなと思いました。





いろいろモノを買っていてもいつも忘れずにいたいこと。

ぼくだけの山の家

ぼくだけの山の家

この本の主人公の少年(年齢不詳)は山の中で1人で1年間生活するのですが
なんと持って行ったものは



ペンナイフ
ひも一巻き

火打ち石と火内ち金
40ドル



のみ!!!



家も服も暖炉も食器もベッドもぜーんぶ、森の中で調達したんです。



もちろんフィクションですが
知識(だけではダメですが)があるとこういうことができるのだなぁと思いました。