防災に対する意識

最近図書館で興味深い本を見つけました。

親子のための地震イツモノート キモチの防災マニュアル

親子のための地震イツモノート キモチの防災マニュアル



阪神・淡路大震災の被災者167人に聞いた気持ちの防災マニュアル」
「もしも」のために備えるのではなく
「いつも」備えましょう、と呼びかけています。



シンプルなイラストで分かりやすく書いてあって
子ども達と一緒に読んで、我が家の問題点を話し合いました。



本の中に、「あいさつという防災」とか
「アウトドアという防災」とか
「スポーツという防災」というページがあって
ご近所と普段から挨拶やスポーツを通して知り合っておいて
いざというときに助け合えるように、とか
キャンプの知識や技術や道具が被災した際にいかに役立つかについて
説明してありました。



なるほどと思って、うちでも始めました。
「片付けておくという防災」
「後回しにしないという防災」
「食べ過ぎないという防災」(笑)



モノがあふれて散らかっていたり
割れやすいものがそこらじゅうにあったりしたら
大きな地震が来たとき、きっと大変なことになるでしょう。
何か1つモノを置くときにも
「これ揺れたらどうなるかな」と常に考えるようになりました。



お皿や洗濯物がたまっているときに地震が来て断水したら
とても面倒なことになるでしょうね。
家事を後回しにしないことも防災。
普通の人はあんまりそんなこと気にせずちゃんと家事をこなしてるんだろうけど
家事が好きじゃない私には、「よし、やろう」と腰を上げるいいきっかけになりました。



せっかく多めに食品を買って貯蔵しておいても
無駄に食べ過ぎたりしたらもったいない。
作り過ぎず、腹八分目に。
貯蔵もできて、太り過ぎない、一石二鳥。
少し前のストレスで一気に体重を増やした私には
大事な注意ポイントです。



地震のことを常に考えていると言っても
パニック的な、過度の心配性のようなものではないのです。



もしものためにいろんな道具を買いそろえたりしていますが
そこまでして「自分達だけはどうしても生き残りたい」と思ってるのでもありません。



子ども達と一緒に、持ち出すものを揃えたり
使い方を学んだり
いろんな実験したり
本を読んだり
動画を観たりしてその時に備えているのは
実は同時に別な何かを教えることでもあります。



いざというとき自分で判断して行動することの大切さ
人に頼らず、自分でなんとかしようとする積極性
伝言ダイヤルなど社会の中に用意されているいろいろなシステム
人を思いやること
などなど



うちのホームスクールに時間割があるとしたら
「防災」という科目があることでしょう。



断水や停電など、不便な生活を強いられた経験がまったくない私達家族ですから
きっと実際に被災したときにはたくさん困ることが出てくるでしょう。



でもそのときに少しでも「困ること」を少なくして
他の人の手助けに回れる自分でありたい。
「もっと〇〇しておけばよかった」と思いたくない。
そう思って準備や勉強を続けていきます。