第1日目 備蓄食料だけで作る食事

第1日目の結果です。
写真多いです。お付き合いください。



たまたま早起きできたので、娘達が起きてくる前にメニューを考えました。
ホントは一緒にやりたかったけど、朝の7時くらいまでに写真を Facebook に投稿すると
「本日のプレゼント」に応募できるのです(笑)



フリーズドライの缶(ミルク缶の大きさ)6種類か、備蓄食料のお料理本ですよ!
欲しかったなー(当選しませんでした(-_-;))



こんな感じでまとめました。
それほどじっくり考えてないので(時間に追われてやったので)、
もっといろんなメニューの選択肢がありそうです。
あとで1つずつご紹介します。



1つのメニューをお昼ご飯に試してみました。
「鮭雑炊」です。
鮭ビン、乾燥ほうれん草、乾燥ニラ、お茶漬けあられ。



油や添加物の入っていない、常温保存の鮭のビンを見つけたら買うようにしています。
子ども達、鮭が大好きなのです。
原発事故以来、魚の消費がめっきり減っている我が家ですが
たまに割り切って食べます。
産地や放射能検査をしているかどうか一応確認して買っていますが
どうせ食べるならその辺はあまり気にし過ぎず、おいしくいただくようにしています。



いつもは適当ですが、今回のチャレンジは家族が料理できるように
材料を準備していくことなので、ちゃんと分量を量って作りました。



ニラ1/3カップとほうれん草1/4カップを鍋に入れて、お水を800?入れました。
しばらくそのままにした方がよかったかもですが
もうお昼近かったのですぐ火にかけました。



余りご飯は1カップ半くらいしかなかったので
「糒」(干し飯)も登場。
乾燥剤も入れてないのにカビもせず、ありがたい存在。
もっと作っとこ。
糒は1カップ投入しました。



投入直後。
何分煮たか計るの忘れましたが、家族に残すレシピには
「糒が柔らかくなったら」と書けばいいので気にせず。
鮭をビンの半分くらい(ケチです)入れて、塩で味付け。



食べる前にあられをパラパラ。
余りご飯と糒の違いがまったく分からず、おいしく食べました。
味が薄くて、醤油垂らしたけど。
あ、あとよりおいしく食べたかったのでズルして冷蔵庫の卵を使いました。
「材料を準備する」のがチャレンジで、食べるとこまでは入ってないからと言い訳。
「配偶者か子どもの1人に、計画した夕食の中から1つ選んで料理してもらう」のチャレンジは、
別のメニューでやったのでオッケーです(笑)



私、余りご飯は雑炊とかドリアにしちゃうことが多いので
こんな食事でも文句は出ません。
粗食に慣れてる家族で助かる〜。



次は、「配偶者か子どもの1人に、計画した夕食の中から1つ選んで料理してもらう」のチャレンジ。
次女が作りたいと言ったので好きなメニューを選ばせました。
シェパーズパイのなんちゃってバージョン、ポテトパイです。



乾燥バジルを使うんですが、干したままのしかなかったので
まずそこから。
すり鉢で粉々にします。
手でやってもいいのですが、手の湿気や油が伝わらないように。
いい匂い〜。



最近備蓄のために初めて買ってみた、マッシュポテトフレーク。
北海道産、無添加です。



このフレーク200gに水を600?超入れました。
説明では50gに対して120?です。
少し柔らか目にしたかったので。



塩小2とバジル小1を足して混ぜるとこんな感じ。
これは使った後の写真なので、もっとたくさんでしたよ。



パイの中身は、乾燥コーン1/3カップ、乾燥グリーンピース1/3カップ
乾燥ピーマン1/4カップ(ピーマンは少な目にとの次女のご希望で)です。
乾燥玉ねぎがないのが残念でした。
水300?にしばらく浸しておきます。



あちらの方は、こういう料理を備蓄のもので用意するときは
大体フリーズドライのお肉を使うみたいです。
フリーズドライのひき肉とか、ソーセージとか、ビーフとかいろいろあるみたい。
ま、うちは肉が登場しない食事の方が多いので、あまり問題ないですが。



常温の材料を考えてつくづく思いましたけど
生の野菜ってほんとにありがたいですね。
前にもちょっと書きましたが、うちは名前の付いたお料理を作ることの方が少なくて
野菜を「焼いただけ」「蒸しただけ」「煮ただけ」みたいなおかずが多いです。



たとえば先日の夕食は
長芋のおろしたものと千切りにしたもの ニラ醤油和え海苔つき(メインディッシュ)(笑)
ミニトマト
もやしと青梗菜を蒸して、塩麹と練りごまと醤油と砂糖で和えたもの
豆腐とオクラとネギのお味噌汁
かぼちゃの蒸したもの



だけ!です(笑)
「これだけー?」とか「肉はー?」とか言われないのでホントに助かる。
思春期の男の子がいたら無理でしょうか。



だけどこれって新鮮なおいしい野菜があるからこそで
乾燥野菜とか缶詰とかだけで満足できる食事にしようと思うと
まだ私にはなかなか難しいです。
ちょっと旨味づけにお肉が欲しくなってしまう。



かと言って、缶詰のお肉とかあまり買いたくないし
ホントは大好きなコーンビーフは、無添加のものはべらぼうに高くて(小さい缶で980円とか)
何年も食べてないし、牛肉は子どもがお誕生日に
焼肉をリクエストしてきたときくらいしか買わないのであまり食べません。



IHをガス台に変える予定なので、そしたら圧力鍋でコーンビーフのビン詰めをしてみたい。
チキンやハンバーグのビン詰めもやってみる予定です。
そしたらもうちょっとメニューを考えるのが簡単になりそう。
ビン詰めの利点の一つは、「水も一緒に貯蔵している」ことなので
このことはまた詳しく書きたいと思います。



さて、パイに戻って。
野菜が水を大体吸ったあとに、ビン詰めのトマトソース1ビン(約500?)、
アルファベットパスタ250g、水500?を入れます。
ライフラインがストップしたときの練習も兼ねて
パスタは最初から入れちゃいました。
塩分があると乾燥野菜の水の吸収が悪くなるようなので
味付けは後で。




沸騰してから弱火で10分ほど煮込んだところ。
全体に柔らかくなって、パスタが柔らかすぎということもありませんでした。
もちろんアルデンテではないですが。



ここで普段ならソースやケチャップを少し足して味付けするのですが
今回はなし。
私はトマト味の料理は甘めが好みなので、砂糖と塩だけ加えました。
チーズも入れたいけど、常温保存の粉チーズを切らしていたので我慢我慢。
あちらの方はもちろんフリーズドライのチーズです(笑)



耐熱容器に入れて、上にマッシュポテトを載せてグリルで焼き色が付くまで焼きました。
あっさりした味です。
ちょっと薄くて、少し塩を振って食べました。
子ども達も気に入りました。



昼過ぎから三女が熱を出したり、私も疲れてきたりして
スープもサラダも作らずこれだけの夕食。
長女は物足りなくてパンを食べてました。
せめてデザートにぶどうのビン詰めを(密封に失敗したやつ)。



食べてて、「やっぱりチーズ欲しいなー」とか
「もうちょっと深みのある味だといいなー」とか思ってましたが
お代わりして食べてるうちになんか慣れてきて、かなりおいしいと思えました(笑)



このチャレンジに参加した人達の写真を見ると
スープとかビーフストロガノフとか、「料理になってる缶詰」を使ってる人が多かったのですが
うちには、缶詰は鯖缶と鰯缶(たまに大根と煮るので)と
コーン缶とコーンクリーム缶くらいしかないので
こんなお料理に少しだけ足して味付け代わりに使うために
少し料理缶を保存しといてもいいのかもと思いました。



産地がはっきりしているものやオーガニックのものを探すと
どうしても輸入品になってしまい、「家庭内食料自給率の向上」を目指してる私としては
ただでさえレーズンとかココナッツとか海外のものを買っているのに
これ以上輸入品に頼るのは悩ましいところですが、
必要かどうかよく考えて検討していきたいです。



今回はなくてもおいしく食べましたが、長期的にこういう「肉なしあっさり食事」が続いて
自分も家族もストレスにならないのかということを想像していきたいです。
ベジタリアンの人は、こういうときも上手にお料理するんだろうなぁ。



ところでバジルはこんな容器に入れています。
他に、にんにく、生姜、大葉、パセリのビンがあって
全部自宅で乾燥させたものを保存しています。
にんにく、プランターに植えたかったけど、時期が終わる前にできるかなぁ。



他の夕食のセットをご紹介。
これは友人にもらったビーフシチューの缶です。
インスタントスープを添えてラクチンの日。



トマトスパゲティの日。
容器には、乾燥なす、乾燥ピーマン、乾燥冬瓜、玉ねぎパウダーが入ってます。
ズッキーニを入れるつもりだったのに冬瓜と間違えた(笑)



うどんの日。
乾燥にんじん、乾燥大根、乾燥しめじ、乾燥大根の葉、出汁用に昆布をセット。
大豆でできた「まるっきりお肉」を煮るか揚げるかして載せてもらおうと思ってます。
作るのが子どもなら煮る方がいいですね。
味付けは醤油や砂糖で。




炊き込みご飯の日。
焼き鳥缶(子ども達の非常持ち出しリュックに入れてたもの)、乾燥ごぼう、乾燥にんじん、乾燥大根をセット。
もう一つの容器にはお味噌汁用に、乾燥わかめ、乾燥えのき、乾燥大根が入ってます。
あ、大根かぶっちゃった。
あと車麩も。



この炊き込みご飯はホントにうまくいくか皆目分からないので
近々作ってみる予定です。
乾燥野菜がおいしくなるか心配。



炊き込みご飯魚編の日。
鯖缶、乾燥しめじ、乾燥ごぼう、乾燥にんじん。
お味噌汁には、乾燥わかめ、乾燥冬瓜、乾燥ほうれん草。



これで夕食7回分が完成です。



朝食と昼食の選択肢は、
シリアル
ホットケーキ
ノンカップ麺(やきそば、塩ラーメン、ネギそば)
がありました。



シリアルを食べるとき、うちでは無調整の1リットル豆乳を使っていますが
電気が止まって冷蔵庫が使えなくなったときは新しいものを出せなくなりますね。
以前はそのことを考えて200mlの小さい豆乳を箱買いしていたのです。
すぐ使い切れるように。



でも使うたびにストローがゴミになるのがどうにもいたたまれず
(子どもの工作に使うのも限界が...)
また大きいものに戻したのです。



なので、ついでに実験で、豆乳パウダーでシリアルがおいしく食べられるかやってみました。

何に使おうと思ったか、買ってあった豆乳パウダーを水で溶いて味見。
そのままだと粉っぽくて、次女も私も、「おいしくなーい」。
でもシリアルと一緒なら気にならずおいしく食べられました。
朝食用備蓄品として採用決定。
ホットケーキにも使えるし、他のお菓子作りに普段にも使えますね。



この日記長すぎですね。
書くのに2時間半以上かかった(-_-;)
明日のチャレンジは大変そうなので、早く寝ます。



もちろん何度も読み直してるのですが、
ボーっとして誤字脱字不適切な表現がありましたらお許しを。
ご指摘いただくとありがたいです。



あー、報告書のことが書いてなかった!



簡単にまとめると、
達成度評価のための質問

 「備蓄の食料だけで7回分の食事をまとめることができましたか?」
  はい!



 「もっとメニューの選択肢を増やすために、
  どんな備蓄食品を買い足す必要がありますか?」
  メモに書きました。



 「家族のために朝食と昼食のよい選択肢がありましたか?
  実際に材料をまとめてみましたか?」
  3つしかなかった。
  まとめるのはできなかった。



 「あなたが準備したメニューは、配偶者や子どもが簡単に作れるものでしたか?」
  娘達はよくお料理してるので、たぶん大丈夫でしょう。



本日のメモ(このチャレンジに関して)

購入する必要があるもの
「あれ、買っとこうかなー」と思ったのに後回しにしていた食品が
だいたいこのチャレンジで必要になりました。
普段の備えが大事って実感しました。



季節外れの野菜の乾燥もの、お餅、フリーズドライのお味噌汁やおかず類なんかを買い足すつもりです。
あとお料理缶も探してみよう。



やらなきゃいけないことは、新しく学んだというより
これも後回しにしてたことばかり。
玉ねぎと長ネギの乾燥(その前に温風が出なくなったエクスカリバーの修理!)、
マフィンやケークサレのビン詰め、
自家製ギーのビン詰め、
肉類のビン詰め(これはガス工事が終わったら)



学ぶ必要があることは、
豆乳パウダーのおいしい使い方
備蓄品だけで作れるおいしいレシピ



レシピに関しては、「ビン入りご飯」の本を1冊持っていますが
もちろん洋食ばかりなので、和食を乾燥ものや備蓄品だけでおいしく作るのに
自分なりにいろいろ試してみる必要があります。



日本語の干し野菜の本は、「旨味を引き出すためにちょっと干す」みたいなものがほとんどなので
完全に乾いたカラッカラの食材のみ(あるいは缶詰やレトルト食品も)使って
おいしく食べられる食事を見つけていきたいです。
皆さんのおすすめがあれば、是非是非教えてください。



それでは数時間後には2日目のチャレンジが始まりますが、
一旦お休みなさーい。